「離婚は計画的に④。~相手に不貞行為がある場合の証拠集め~」

初めまして。奈良県王寺町で開業しています。

行政書士の若林かずみです。

今回は、相手に不貞行為がある場合の証拠集めについて書いてみようと思います。

 

【はじめに】

それにしても、最近、思うに…。

世の中は乱れとる…。”(-“”-)”

世の中に娯楽は溢れているというのに、

なぜ、そんなに性が乱れるのだろうか…。

乱れていると、裁判上の離婚原因である「不貞な行為」(民法770条1項1号)に該当しますよ。。。((+_+))

 

【どんな場合が「不貞な行為」に該当するの?】

ある、晴れた日の午後の出来事(以下の話はフィクションです)

40代専業主婦&主夫の4人組。

スポーツクラブ帰りに、呑気にカフェでランチ中~。

A子「M男さんって、素敵よね~」

B子「わかる~。あの胸板がいいわ~。」

A子、D男、頷く。

C子「でもさ。あの男。許せない!

あの男、この間、ビルの陰でS子とキスしてたのよ!

あんな奴!別れてやる!!!」

A子、B子、D男「別れる??」

C子「みんなにはずっと黙ってたけど、私、半年前からM男と付き合ってたの。

まだ、一線は超えてないけどさ。」

A子「一線は超えてないって。じゃ、ご飯とか行く程度?」

C子「そうね。ま、家庭もあるし…。キスぐらいはするけど。」

A子「そうなんや。実は、私、M男と一回やっちゃった」

B子、C子、D男「エーーーーーーっ!」

B子「あの~。実は、私、二年前から、M男と付き合ってて。。。

もちろん、セックスもしてる…

ただ、私は主人とは5年以上家庭内別居で…。ま、色々とあってさ。」

A子「それにしても…これ、どうなってんの??

D男!同じ男として、M男のこと、どう思うのよ!!」

D男「え…。実は、僕もM男と関係がありまして…ハハハ…」

A子、B子、C子「えーーーーーーっ!M男って、バイ!!!??」

 

いやはや。乱れてますね。

この4人、みんな結婚していますが、誰が「不貞な行為」をしたといえるでしょうか?

 

A子:配偶者以外と一度だけ性的関係を持った

B子:配偶者以外と2年間継続的に性的関係を持った。

C子:配偶者以外と半年間食事だけのデートやキスをした。

D男:配偶者以外の同性と性的関係を持った。

 

A子の場合→一度でも意図的に配偶者以外と性的関係を持てば不貞行為に該当します。

不貞行為に該当するかどうかは、A子側に愛情がなくても関係なく、また、性的関係を何回結んだかどうかも関係ありません。

 

B子の場合→意図的に配偶者以外と性的関係を持っているので、不貞行為に該当します。

ただし、B子夫妻の夫婦関係が破綻していると認められた場合には、不貞行為には該当しません。

 

C子の場合→配偶者以外との食事だけのデートやキスは、性的関係を持ったといえず、不貞行為には該当しません。

 

D男の場合→配偶者以外の同性と性的関係を持った場合には、不貞行為には該当しません。

 

ただし、「不貞な行為」(民法77011号)に該当しない場合でも、「その他婚姻を継続し難い重大な事由があるとき」(民法77015号)に該当すれば、裁判上の離婚事由となりますので、ご注意下さい。

 

では、配偶者の不貞行為を理由に離婚したい場合、どのような証拠を集めておけば、離婚を有利に進めることができるでしょうか。

 

【不貞行為による離婚の証拠集め】

ひとえに証拠と言っても、証拠としての価値は様々です。

証拠としての価値が高いものを沢山集めることができれば、それだけ、自身の離婚を有利に進めることができます。

 

では、具体的に、どのようなものを集めていけばいいのでしょうか。

 

例えば、以下のようなものがあります。

(以下、「イラストと図解でよくわかる!前向き離婚の教科書」 監修:弁護士 森元みのり 「株式会社 日本文芸社」から引用)

・ラブホテルや相手の自宅へ出入りしている写真・動画

・性行為やそれに近いことをしている写真・動画

・性的関係があることが推測できるメール・手紙・メモ・日記

・性的関係があることを認める言葉が入った録音データ

・電話、ETCGPSなどの履歴

・ラブホテルの領収書

 

【終わりに】

 

いざ、離婚!と決めたのであれば、やはり有利に、そしてスムーズに事を進めたいもの。

そのためには、やはり、準備が必要。

集められる証拠を、きっちり集めるのと集めないのとでは、やはり違ってきます。

調査会社を利用して証拠を集めるということもできますが、調査費用は高額ですので、

一度、手元の資料だけでも有利に進めることができないか、

当方に一度、ご相談下さい。(^^

 

 和(やわらぎ)行政書士事務所 

           特定行政書士 AFP 法務博士  若林 かずみ

 

参考文献①「これだけは知っておきたい 離婚のための準備と手続き」監修:弁護士 鈴木幸子/柳沢里美 「新星出版社」

参考文献②「イラストと図解でよくわかる!前向き離婚の教科書」 監修:弁護士 森元みのり 「株式会社 日本文芸社」

参考文献③「少しでも有利に離婚したいならきっちり証拠を集めなさいー幸せになるための別れ方」 弁護士西村隆志・山岡慎二・福光真紀「星雲社」

参考文献④「ぜったい離婚!?と思った時に読む本」金盛浦子「佼成出版社」

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「離婚は計画的に③。~離婚を決意!話し合いの進め方~」

初めまして。奈良県王寺町で開業しています。

行政書士の若林かずみです。

今回は、離婚を決意した後、話し合いの進め方について書いてみようと思います。

 

【はじめに】

離婚を決意した…と言っても、

もし、それが翻るのであれば、翻せる方が良い。

一緒に暮らしてきた家族なんですから…。

 

今回は、少し実話。

私の友人は、私と出会ったときには、離婚を決意し、離婚届もご主人に叩きつけた後…。

「早く別れて、すっきりしたい!」

これが口癖。

色々とあるとは思うけど…、

夫婦って言うのは、それぞれが人として成長するために丁度良い人の組み合わせ。

腹立つこともあると思いますけど、少し堪えて、文句を言うのを減らしてみては?

文句を言うから、相手も文句を言って言い争いになるわけで…。

だから、文句を減らして、「ありがとう」って言ってみる。

心がこもってなくてもいいから、やってみる。

どうですかねえ。。。(≧◇≦)

 

その約一年後。

彼女は実際に文句を減らして、「ありがとう」を増やしたようで。

「最近、主人がくっついてきて気持ち悪いわ~。」

と言いつつも、幸せそう。(^^

あの離婚届けも、眠っている模様。

 

離婚したい理由には、様々あれど、

ちょっとしたことで覆ることもあります。

だから、本当に離婚したいのか、それで良いのか、もう一度、考えてみて下さい。

そして、信頼できる人に相談してみて下さい。

 

それでも、「離婚やーーーー!!!」

というのであれば!

じゃ、有利に進められるように考えましょう!

 

【離婚の話し合いを進めるときのポイント】

 

離婚のうち、約9割が協議離婚。夫婦二人の話し合いでの離婚です。

ですので、夫婦での離婚の話し合いを上手く進めていくことがまず大切になります。

 

(1)   話し合いをする内容は事前に考えて書き出しておく。

  

    離婚したい理由を伝えて、離婚するかどうか二人で決める

    離婚する場合には、「お金」と「子供」についてどうするか(※後述)

 自分の希望を書き出しておいて、その条件面を二人で話し合う。

 

(2)   話し合いをするときは、事前に書いたメモを見ながら話を進める。

 

どうしても感情的になったり、相手の意見に引きずられてしまったりすることがあるので、伝え忘れがないよう、メモを見ながら話をしましょう。

 

(3)   一回の話し合いで全てを解決しようとしない。

 

一回の話し合いで、全てを解決しようと思うと、焦ったり、感情的になってしまったりすることもあります。一回の話し合いで全てが解決できなくても良いので、じっくりと落ち着いて話し合いをしましょう。

 

(4)   状況によっては、第三者の立会の下、話し合いをする。

 

相手が暴力的になったり、一方的に話を進められて会話にならないよう     な場合、第三者の立会の下、話し合いをすることも考えましょう。

 

(5)   話し合いの内容は、証拠として残しておく。

 話し合いの様子を録音するか、録音できなくても、メモには残しておきましょう。今後の離婚を有利に進めていくためには、証拠の存在は、重要です。

 

【「お金」と「子供」について、どうするか。話し合いのポイント】

 

前述(1)②の「お金」と「子供」の点については、

自分がどういった希望があるのかについて、事前によく考えておく必要があります。

 

(1)   お金のこと

ア.婚姻費用(夫婦は、同程度の生活を続けるために、お互いを扶養する義務があります。離婚を決意した後も、離婚するまでは、婚姻費用として生活費用をお互いに分担しなければなりません。別居していても同様。)

→夫(妻)が妻(夫)に毎月〇万円支払う

イ.慰謝料(離婚の原因になった相手方の行為により被った精神的苦痛に対する損害賠償金)

→夫(妻)が妻(夫)に〇万円支払う。

※慰謝料は、必ず支払われるものではないことに注意しましょう。

 ウ. 財産分与(夫婦が結婚生活の中で協力して築き上げた財産を分けること)

→「共有財産リスト」を作成し、財産ごとに、どのように分けるか(金額・割合) 

 

(2)子供のこと

 ア.親権→夫又は妻のどちらが取るか

 イ.養育費

   →①夫(妻)が②毎月△日に③(金額)〇万円

   ④(期間)□まで(例;高校卒業まで、成人まで、大学卒業まで等)支払う

 ウ.面会交流

   →①面会日(毎週〇曜日、毎月△日など)②宿泊を可とするかどうか

    ③電話を可とするかどうか④メールを可とするかどうかなど。

  

  ※養育費・婚姻費用については、下記の裁判所の資料が参考になります。

   http://www.courts.go.jp/tokyo-f/vcms_lf/santeihyo.pdf

 

【話し合いで決まったことは公正証書に】

 

話し合いで決まったことは、必ず、離婚協議書として書面にまとめておきましょう。

同じものを2通作成し、2人が署名捺印の上、各自で保管して下さい。

口約束は、今後のトラブルの元になります。

 

また、話し合いで決めた慰謝料や養育費などのお金が約束どおりに支払われなかった場合のために備えて、離婚協議書は、強制執行認諾約款付公正証書にしておくと安心です。

 

【終わりに】

 

いざ、離婚!と決めたのであれば、やはり有利に、そしてスムーズに事を進めたいもの。

そのためには、やはり、準備が必要。

集められる証拠を、きっちり集めるのと集めないのとでは、やはり違ってきます。

そういったことについて、次回は、書いていきたいと思います。

         

 和(やわらぎ)行政書士事務所 

           特定行政書士 AFP 法務博士  若林 かずみ

 

参考文献①「これだけは知っておきたい 離婚のための準備と手続き」監修:弁護士 鈴木幸子/柳沢里美 「新星出版社」

参考文献②「イラストと図解でよくわかる!前向き離婚の教科書」 監修:弁護士 森元みのり 「株式会社 日本文芸社」

参考文献③「少しでも有利に離婚したいならきっちり証拠を集めなさいー幸せになるための別れ方」 弁護士西村隆志・山岡慎二・福光真紀「星雲社」

参考文献④「ぜったい離婚!?と思った時に読む本」金盛浦子「佼成出版社」

 

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「離婚は計画的に②。~何よりも大切な子供のこと~」

初めまして。奈良県王寺町で開業しています。

行政書士の若林かずみです。

今回は離婚相談の中でも、子供に関することについて書いてみようと思います。

【はじめに】

「金の切れ目は、縁の切れ目…」などと昔から言われるように、

結婚した二人の縁が切れるときに問題となるのがお金。

ただ、離婚の場合、お金以上に大問題となるのが「子供」の問題。

これだけは、お金で測れないものがあります。

だからこそ、離婚を考える前に、しっかりと対策しておきたいところです。

【離婚に向けて子供のことについて対策しておかないと、こんなことに…】

ある日のこと(以下の物語は、フィクションです。)

同窓会のお知らせをするために、同級生に連絡してみたら…

「私。家を出てみた。」

えっ!”(-“”-)” 出てみたって…。どうするん??

「離婚よ。離婚。それしかないんよ。もう決めてるし!」

あ、そうなの??

「もーーーーー。すっきり!一人って気楽~~。」

そりゃ気楽でしょうよ。

で、子供いたんじゃなかった?子供は??

「LINEで連絡とってるから大丈夫!」

何が大丈夫なのか…。

家出して、どれぐらい経つの??

「えーーっと。桜が咲いてる頃だったからな~」

半年以上経ってますやん!

「だって、忙しかったんだもん」

だもん、じゃねーよー。じゃ、親権とか取れなくてもいいんやね?

「もちろん、私が育てる!もうちょっと落ち着いたらね~」

いやいや。すでに子育て放棄やで。あんた!

そんなに長いこと家出した状態じゃあ、親権とれないんじゃないのかな。

そりゃ、親権取れるかどうかは、いろいろな配慮の結果決まるんだけど

ちょっとなあ…。

「えーーーーーっ。そうなん!聞いてないよーーーー」

だから、転ばぬ先の杖で、

行政書士の私に、先になんでも相談してやーーって

言ってたやんかあ。(≧◇≦)

親権取りたかったら、子供と離れたらアカンで…。

 

【離婚後に子供の親権を取りたいのであれば、やっておくべきこと】

1)子供と一緒に暮らし続けること

仮に自分が家を出るような場合には、親権を取りたい子供も連れて家を出る。

他方、結婚相手が家を出ていくときには、子供を渡さない。

このようにして、子供と離れて暮らさないようにする必要があります。

親が離婚した後も、子供の生活環境が変わらないことが重視されるので、離婚後の子供の親権を決めるにあたっては、子供と同居していることが重要なファクターとなります。

2)離婚後、子供と一緒に安定した生活ができるだけの環境を整えること

(ア)収入の安定がまず必要です。

もともと、自分の方が配偶者よりも収入が高く、安定している場合は問題ありません。

親権を取りたい人が専業主婦(夫)やパート収入程度しかない場合が問題となります。

養育費の目安を確認し、相手からどのぐらい養育費がもらえる可能性があるのか確認しましょう。(#^.^#)

※養育費の目安の確認方法

①夫婦の年収を調べる

→会社員の場合は源泉徴収票、自営業者の場合は確定申告書の控えで調べることができます。

②養育費算定表で目安を確認しましょう。

裁判所のHP参照

http://www.courts.go.jp/tokyo-f/vcms_lf/santeihyo.pdf

③実際に養育費がいくら支払われるかどうかについては、上記の算定を参考に、夫婦の話し合いで決めることになります。

 →養育費については、夫婦で話し合って決めた内容を必ず公正証書にしておきましょう。

 また、相手の支払が滞った場合に備えて、相手の資産に強制執行できるよう、強制執行認諾約款付きの公正証書の作成をお勧めします。

 (公正証書のお仕事なら、行政書士にお任せあれ。)

(イ)自分の収入を増やすことを考える。

  専業主婦の方は、就職を考えてみましょう。

  パート収入程度の方は、キャリアアップすることも考えてみましょう。

  就職にしても、キャリアアップにしても、一朝一夕にできることではないので、

 やはり、離婚は計画的に進める必要があるでしょう。

(ウ)一人親家庭が受給できる手当や支援を調べる。

  今後、住むことになる市町村のホームページを調べてみましょう。

(エ)子供の預け先や進学先を調べる。

  自治体によって、保育施設の事情はかなり異なります。

  しっかりと事前に調べておきましょう。

(オ)子供の精神の安定。

離婚した理由を子供に伝わるようにしっかりと説明できるようにしておきましょう。

そして、そもそも、ちゃんと子供とコミュニケーションが取れるようにしておくこと。

両親が自分たちのトラブルに必死になっている間に、子供の気持ちが離れていっていた…なんてことのないよう。。。

【終わりに】

お金のこと、子供のこと、離婚にあたって、事前に準備すべきことは沢山あります。

そして、後からでは、なかなか覆らないこともあります。

ですので、まずは、事前に、専門家にご相談下さい。

行政書士も、離婚相談を承りますので、気軽にご相談ください。

 和(やわらぎ)行政書士事務所

             行政書士 AFP 法務博士  若林 かずみ

(参考:「イラストと図解でよくわかる!前向き離婚の教科書」 監修:弁護士 森元みのり 「株式会社 日本文芸社」 出版)

 

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「離婚は計画的に。~お金のことはしっかり把握~」

初めまして。奈良県王寺町で開業しています。

行政書士の若林かずみです。

今回は離婚相談の中でも、お金に関することについて書いてみようと思います。

 

【はじめに】

離婚理由は様々。

ただ、いずれにしても、大抵は、何年もの間に亘って積み重なった何かが、離婚という選択肢を当事者に選ばせます。

 

その離婚を決めるまでに、

もっと言えば、離婚を相手に告げる前に、

やっておかないといけないこと。

 

それは、やはり、お金のことです。

 

特に、専業主婦やパートタイムでしか働いていない主婦の方は、

お金についてしっかりと事前に考えておかないと大変なことになります。

 

【離婚に向けてお金のことを把握していないと、こんなことに…】

 

ある日のこと(以下の物語は、フィクションです。)

 

「うちの主人に離婚届け、叩きつけたった!(≧◇≦)

え…。マジですか?”(-“”-)”

「あんな人といてたら、毎日が地獄やん!

我慢できへんから、ついに、離婚届けを叩きつけたら、びっくりした顔してたわ!」

そらそうでしょうねえ…。

それはそうと、〇〇さん、離婚の後、自分ひとりで生活できます??

「アパート借りるわ!」

アパートを借りるにしても、敷金・礼金、毎月の家賃…、それに生活費。

〇〇さん、今、パートですよね?月収って10万円も無いのでは??((+_+))

「大丈夫!うちの主人、沢山お金を隠しもっているはずやし。慰謝料でがっつりよ!」

慰謝料で十分にもらえたらいいですが…。

そもそも、隠し持っているということは、もしかして、ご主人がどれぐらいお金をもってらっしゃるか、〇〇さん、把握してます???

「分からへん。そんなんなんとかなるやん!」

え…。”(-“”-)”

例えば、タンス預金とか分かりませんやん。

ご主人の通帳とか、一度、確認してみないと!

でも、もう、離婚届けを叩きつけた後やと、ご主人、〇〇さんが見つけられないところに隠したかも…。

「えーーーーーっ!ちょっと、家に帰って、家探しするわ!((+_+))

 

【離婚を考えたら、まず、夫婦でともに築いた財産をリストアップ!】

 

離婚を考えたら、まず、結婚後に、夫婦が協力して築き上げてきた財産(共有財産)をリストアップしましょう。

この共有財産は、離婚する際に、夫婦で2分の1ずつに分けるのが原則です。

 

ただ、共有財産をちゃんとリストアップできていないと、貰い損ねる可能性があります。

特に、夫婦のどちらか一方のみが管理していた財産については、離婚を告げた後では、相手の財産を確認するのが難しくなる場合がありますので、

離婚を考えた時点で、共有財産をリストアップしていきましょう。

 

【共有財産には、プラスの財産の他にマイナスの財産もあるので両方リサーチ!】

 

財産の中には、プラス財産の他に、マイナスの財産もあります。

もらうことばかり考えてプラスの財産にしか目がいかないこともありますが、

マイナスの財産もしっかりと調べましょう。

 

プラスの財産:現金、預貯金、株式などの有価証券、不動産、自動車、生命保険など

 

マイナスの財産;住宅ローン、借金など

 

【財産を確認できる資料も準備しましょう】

 

やはり証拠は必要です。

預貯金であれば、通帳。

不動産であれば、契約書や権利書。

ご主人の収入については、会社員であれば源泉徴収票、自営業者であれば確定申告書の控えなど。

 

これらをしっかりと準備し、資料は必ずコピーも取っておきましょう。

 

【終わりに】

 

何事も慎重に、計画的に進めることができる人は良いのですが、

そうではない方もいらっしゃるかと思います。

そんな方も、離婚については、計画的に。

そして、事前に、専門家にご相談下さい。

行政書士も、離婚相談を承りますので、気軽にご相談ください。

          和(やわらぎ)行政書士事務所 

             行政書士 AFP 法務博士  若林 かずみ

 

(参考:「イラストと図解でよくわかる!前向き離婚の教科書」 監修:弁護士 森元みのり 「株式会社 日本文芸社」 出版)

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離婚相談。その前に…。まず心の整理を。

行政書士 若林かずみ

初めまして。奈良県王寺町で開業しています。
行政書士の若林かずみです。
今回は離婚相談について書いてみようと思います。

【はじめに】
私が法律の勉強を始めてから多く受けた相談。
それは「女性からの離婚相談」
多いんですよね~。(*_ _)
離婚を考えているご本人からの相談もあれば、
その身内の方からのご相談もあり。
学生の頃は恋愛相談だったのが、年を重ねるにつれ離婚相談に…
ただ、専門家に相談する前に、
「ご自身の心の整理」
これだけはやっておいて欲しいんです。(^_-)-☆

【心の整理をせずに相談すると、こんなことに…】
ある日のこと(以下の物語はフィクションです)。
ご無沙汰している知人からの電話。
何かあったのかな??と思いつつ出ると
「あの…。うちの息子が…」
何かありましたか??
「うちの息子の嫁が、子供を連れて出て行ってしまったのよお~」
えーー。それは大変なことに…。
「大体、あの嫁は、結婚当初から変だったのよ!」
そうですか…。
「あんな嫁とは離婚よ!」
離婚の相談かな???子供を連れて出たんやもんなー。取返したいんやろ。お孫さん。
「最近、その嫁なんやけど、子供を連れて一度帰ってきてね!
今後は、子供を置いて出て行ってしまったんよ!
ありえへんでしょ??」
あれ?子供を取り返したいわけではない…。
「嫁の親とも話をしたけど、もーーー。アカン。自分の子供かわいいやから
話が通じへんのよ!」
家族ぐるみで話がこじれているわけですね。
「大体、うちの息子も煮え切らへんから!嫁にちゃんと言えばいいのに!
ほんと!あの嫁はアカン!そもそも……(嫁姑トラブルのような話に展開)」

むむむ…。
ちょ、ちょっと待って下さい。
話を整理しましょう!

お母様としては離婚させたいみたいですが、
ご子息は離婚の意思を嫁に伝えているのでしょうか?
「それを言わないのよーーー」
言わないだけで離婚するかどうかは決めているのでしょうか?
「息子は離婚するつもりだと思うのよ」
思うって…、お母さんがそう思っているだけで違うかもしれませんね…。
子供さんは手元にいらっしゃるわけですよね。
お金の要求をされているとか、何かそういうこと、ありますか?
「……。どうやろ?」

ご子息様としてはどうされたいのでしょう?
「……」

こういうこと。よくあります。
ご相談をいただいたときに、
法律的に解決する方法をこちらとしても模索はするのですが、
そもそも、離婚するかもしれない当事者夫婦の意思が決まっていないことには話は進まない。
とかく、女性は感情が先走りやすいので、
一度、自分自身の心を整理してから相談される方がいいですね。
(#^.^#)

【心の整理のポイント】
ポイントは大きく2つ。
Ⅰ.身分関係
Ⅱ.財産関係

身分関係というのは、
離婚するのかどうか、離婚するのであれば子供はどうするのか、など。

財産関係というのは、
結婚している間に二人で築いた財産をどうするのか、養育費、
相手に不貞行為(不倫など)があった場合の慰謝料請求、など

最終的には、こういった法律問題に乗せていくのですが、
まず、その前に…

【素朴な思いを紙に書きだそう!】
自分がどう思っているのか
自分がどうしたいのか
その素朴な思いを紙に書きだしていくことで心の整理をすることができます。

以下のような項目に沿って、もっと素朴な気持ちの整理をしましょう。

☆自分の気持ちの確認☆
〇離婚を考えている理由は何ですか?
①理由: ②いつ頃から: ③それは解決・解消できますか:
〇離婚を決意できない原因・迷う理由は何ですか?
①理由: ②それは解決・解消できますか?
〇結婚当初と現在の配偶者への率直な気持ちを書いてみましょう。
①プラス面  ②マイナス面
〇夫婦関係を再構築できる可能性はありますか?そのために必要なことは?
〇離婚について相談できる人はいますか?それは誰ですか?
〇(子供がいる場合には)子供にきちんと離婚の理由を話すことができますか?
どのような話をするのか具体的に書いてみましょう。

☆離婚後のライフプラン☆
〇当面の生活費は確保できていますか?金額も書いてみましょう
〇自分の一か月の生活費を把握できていますか?具体的に何にいくら必要か書いてみましょう。
〇離婚後のライフプランを具体的に書いてみましょう。
①住む場所 ②仕事と働き方  ③心の支えになること
〇(子供がいる場合は)離婚後の子供と生活を具体的に描けていますか?
①生活スタイル  ②必要な養育費と工面の方法

(参考:「イラストと図解でよくわかる!前向き離婚の教科書」 監修:森元みのり 「株式会社 日本文芸社」 出版)

【終わりに】
離婚というのは、人生の一大事です。
自分はどうしたいのか?
離婚相談をしてお話をしながら自分の思っていることを発見することもできますが、
その前に、一度、ゆっくりと時間をかけて
自分自身の心の声に向き合ってみるのが良いと思います。(#^.^#)

 

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ネットオークションで稼ぐつもりなら注意!その2

行政書士 若林かずみ

初めまして。奈良県王寺町で開業しています。
行政書士の若林かずみです。
前回に引き続いて、ネットオークションに出品する場合の許可について書いていきますね。(^^♪

【前回のあらすじ】
自分が着ていた服とか、まだ読んでない書籍も古物営業法2条「古物」に該当します。
ただ、これらをネットオークションに出品する場合、
その「古物」を「業として」取引するのでなければ古物商許可を取得する必要ないんですよ!(^^♪
という話でした。

【「業として」とは?】
では、「業として」取引するというのは、どういうことなのか?
ですね。(^^♪

法令一般に、「業として」というのは、
次の①及び②の両方を満たしていることを言います。
①行為が反復継続的に遂行されていること
②社会通念上「業務の遂行」とみることができる程度のものであること
(参照:「法令用語辞典第9次改訂版」吉国一郎著、学陽書房165頁)

グゴーーーーーーーーーーーーーーーー
グゴーーーーーーーーーーーーーーーーzzz

あ…(*_*;

漢字が多くて眠いですよね~。(-“-)

要するに~!
販売とか交換を定期的に行っていて、
商売として利益を出すためにやっているな!
と判断されたら許可が必要なんだな~というイメージです。
(^_-)-☆

【具体的に古物商許可が必要な場合】
で、結局、どんな時に許可が必要なん!
私はどうなんやろ???と思われますよね。
詳しくは警視庁のホームページに掲載されています!(^^♪

まず、以下のものは古物商許可が必要です。
(1) 古物を買い取って売る。
(2) 古物を買い取って修理等して売る。
(3) 古物を買い取って使える部品等を売る。
(4) 古物を買い取らないで、売った後に手数料を貰う(委託売買)。
(5) 古物を別の物と交換する。
(6) 古物を買い取ってレンタルする。
(7) 国内で買った古物を国外に輸出して売る。
(8) これらをネット上で行う。

次に、以下のものは古物商許可不要です。
(1) 自分の物(自分で使っていた物、使うために買ったが未使用の物)を売る。
※ただし、最初から転売目的で購入した物は含まれません。
(2)自分の物をオークションサイトに出品する。
(3)無償でもらった物を売る。
(4)相手から手数料等を取って回収した物を売る。
(5)自分が売った相手から売った物を買い戻す。
(6)自分が海外で買ってきたものを売る。
※他の輸入業者が輸入したものを国内で買って売る場合は含まれません。

また、以下の物は古物市場主(いちばぬし)許可が必要です。
→古物商間で古物の売買、交換のための市場を主催する。

他方、以下の場合には、古物市場主許可は不要です。
→誰でも利用できるフリーマーケットを主催する。

さらに、以下の場合には、古物競りあっせん業の届出が必要です。
→インターネット上でオークションサイトを運営する。
(参照:警視庁ホームページ)
http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/tetsuzuki/kobutsu/kaisetsu/kakunin.html

【結局、許可は要らないの??】
結局、自分が着ていた服や書籍などをネットオークションに出品する場合、
古物商許可を取らなくてもいいということなの?となりますよね。

たまに、ふらっとオークションに出品する程度では許可を取る必要はありません。

ただ、上記のようなものをネットオークションに出品する場合でも、
以下のような場合には、古物商許可が必要と考えられます。

・1ケ月間に100点~200点の商品を新規で出品している。
・特定のカテゴリーや商品について、規定数以上の出品をしている。
(参照:経済産業省の「インターネット・オークションにおける「販売業者」に係るガイドライン」の策定について)
http://www.meti.go.jp/policy/economy/consumer/consumer/tokutei/pdf/auctionguideline.pdf

【終わりに】
さて、どう思われましたか?
商売目的でやってないんですよ~と思っていても、
売買や交換を何度も何度も継続的に行っていたり、
売り上げが一定以上あると、
古物商許可が必要となってくる場合があります。(*_*;
自分は許可が必要なのかどうか、どのような申請が必要なのかどうか、
許認可の専門家である行政書士に一度ご相談下さい!(^^♪

 

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ネットオークションで稼ぐつもりなら注意!その1

行政書士 若林かずみ

初めまして。奈良県王寺町で開業しています。
行政書士の若林かずみです。
今回が初投稿!宜しくお願い致します。

【はじめに】

インターネットというものが世の中に登場して久しいですが、
インターネットが登場したことでできるようになったこと。沢山ありますよね。
こうやって、一私人が全世界に向けて文章を発信できるのも一つ。
そして、タイトルにあるように、
ネットオークションというものも盛んに行われるようになりました。
私はやったことがないのですが、
利用されている方は結構頻繁に利用されているようですね。
ゴミになってしまうかもしれないものが、お金に代わる!
素敵ですよね~。

ですが、ネットオークションで稼ぐつもりなら注意して欲しいことがあります!

何かありましたっけ?( ゚Д゚)
という声が聞こえてきそうですが…
あるんです。(^^♪

古物商許可を取る必要があるかもしれません!( *´艸`)

古物って、何??古い物?骨董品みたいなもの??((+_+))

【「古物」とは?】

法律用語って、一般の方には分かりにくいですよね。

「古物」とは、古物営業法第2条に以下のように規定されています。 「一度使用された物品(鑑賞的美術品及び商品券、乗車券、郵便切手その他政令で定めるこれらに類する証票その他の物を含み、大型機械類(船舶、航空機、工作機械その他これらに類する物をいう。)で政令で定めるものを除く。以下同じ。)若しくは使用されない物品で使用のために取引されたもの又はこれらの物品に幾分の手入れをしたものをいう。」

条文だされても、余計に分からないよ~((+_+))と言われそうなので…
説明します。(^_-)-☆

では、骨董品は古物営業法第2条「古物」に当たるのでしょうか?
そもそも、何を以て骨董品というのか…、そこが問題ですが(*_ _)

例えば、その骨董品が100年、200年前に制作された壺であったとしても、制作後、ずっと店頭に並んだままの状態のものであれば、古物営業法上の「古物」には当たらないんです。

物が古いかどうかではない!ということです。(^^♪

他方、5年前に制作した壺であっても、自分で使用したものは「古物」にあたりますし、
使用するために購入したものは、新品同然であっても「古物」にあたります。

じゃあ、自分が着てた服とか、まだ読んでない書籍をネットオークションに出品する場合でも古物商許可が要るの?
面倒臭~い( ゚Д゚)

いえいえ、そのような場合、「古物」にはあたりますが、
その古物を「業として」取引する場合でなければ、
古物商許可を取得する必要はありません!(^^♪

【終わりに】

次回は「業として」取引する場合とは、どんな場合なのかについて
コラムを書きたいと思います。(^_-)-☆

「古物」とは…。「業として」とは…
なんだが、面倒臭いですよね。
そんな面倒臭いな~を解決するのが私達行政書士のお仕事なんです!
「これって、どういうこと??」
そんな素朴な疑問があれば、気軽にご相談下さいね!(^_-)-☆

 

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